あの日のインフルエンザ
天井に電気の蛍光灯が叩きつけられ
その破片が4、5m先まで飛び散り
キッキンの戸棚の中身は全て揺れで落ち
引っ越す前のようにすっからかん。
冷蔵庫も斜め回転し扉が開き
ありとあらゆるものが
揺れの衝撃で崩れました。
壊れていく大きな音が
さらに恐怖を追い打ちをかけてくるので
何度も気を失いそうになった私の口の中は血だらけでした。
それがちょうど7年前。
娘がインフルエンザになり
仕事を時間休もらい
そろそろ行こうとした時
あの大きな地震はやって来ました。
あれから色々あったけど
私も娘も元気に生きてます。
起震車で1番の強い揺れを体験した娘は
『あの日の揺れとは全く比べ物にならなかったー』
と、、、
あの日の揺れは震度10くらいだったかもね。
向かいのマンションの人は
うちの建物が折れると思ったくらい揺れていた!
と言ってました。
わたしも家の中で
完全に折れるかと思いました。
泣き叫ぶ小学3年生だった娘を
笑顔で抱きしめ
『大丈夫だよ大丈夫だよ〜(*⌒▽⌒*)』
といいながら
何度も恐怖で気を失いそうになりながらも
舌を噛み、心の中では
『この子だけは助けてください!!』
と寝ていた布団を
何重にも頭と体に巻き付け
もし、この建物が折れてもこの子だけは守ってください。
と。
地震が発生してから
家を出るまで1時間かかりました。
コンタクトを外していてまず目がほぼ見えなかったこと。
目は大切なことを改めて知りました。
今日は色々な思いを胸に過ごす1日になりそうです。